DECK-デッキ デッキ用語 ノーズ—板の前側のことです。最近のデッキの傾向としてノーズのほうがテールより長くなっています。 テール—板の後ろ側のことです。 WB—ホイールベース(WheelBase)のことです。トラックによっても変わってくるので、HPではデッキ内側のねじ穴間隔を計測してあります。これが長いと安定性が増し短ければクイックな動きができます。また、オーリー時の板の動きにも関ってきます。 キック—板の前後、ノーズ、テールの反りのことをキックと呼びます。 コンケーブ —板の幅にあたる部分についている反りのことです。これも強弱に関しては好みの問題なので、最初はそれほど気にしなくとも良いでしょう。 Web ページ内のサイズ計測方法(デッキデザインの標準規格にあわせ計測しています。)
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デッキの種類 現在主流なのはウッドのデッキです。 ウッドは木の合板(主にメイプルを合板成型したもの)にペイントをしたものとなります。 またウッドの表面にプラスティックをコーティングし、スライド系の技がよく滑るようにしたスリックや、 強度のかかる部分にカーボンやグラスファイバーを入れたものもあります。デッキに関しては、各メーカーにより独自の合板プレス技術をもち、それにより重量や反発性、耐久性に特徴があります。また、最近はカーボンやアルミなどでできたデッキも発売されていますが、まだまだ実用段階には遠いようです。 |
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デッキの幅デッキの幅が太くなると当然重量は増します。 あまり重量が増すと回し系の技に不利になるので、クルックル回すテクニカル系のライダーは細めをチョイスするのが一般的です。 その反面、太いデッキには安定感があり、オーリー系の技を練習するにも安心感があるので向いています。反面、回すトリックを用いることの少ないプールなどを滑るスケートスタイルでは、極限まで太いデッキを使用して安定感を高めます。 |
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デッキの長さ自分の身長を考え合わせて、背の高い人は長めで太目、という感じで選ぶとよいでしょう。デッキの幅と身長、使うスタイルの目安
これらはあくまで目安です。スケートボードは自由な遊びです。誰がどんな道具で滑っても文句言う人はいません。 デッキの幅が広く、通常は比例して全長とホィールベースが長くなります。 |
★ トラック ★
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ハンガーの幅
デッキの幅とトラックの全幅を合わせるのが一般的なセッティングです。 |
高さ
トラックの種類によってそれぞれ高さが変わってきます。 |
不良品?板を手で走らせると真っ直ぐに走らない、とか、組み立てたら4輪が地面についていない、 トラックが不良品なのでは?というご質問が初心者の方からよくあります。 トラックはどこのメーカーでもそれほど高い精度では作られてはいません。特にキングピンは圧入という かなり大雑把な方法で取り付けられているので、直角に入っているものは皆無、ほとんど全てが曲がって入っています。 しかしほとんどの場合、実際に使うと気にならないはずです。 |
★ウィール★
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サイズ
大きいウィールは速く快適な反面、フリップ等の回し技がやり難くなります。 |
硬さ硬いウィールはスピードが速く、擦れても抵抗になりにくいので、スライドトリックにはおすすめです。 軟らかいウィールは硬いものに比べスピードは落ちますが、 ある程度路面の悪いところでも快適に滑ることができますし、その上、音も静かです。 普段滑っている路面や技に合わせて選ぶとよいでしょう。 また、最近ではデュアルデュロメーターやコアウィールといってウィールの内側を硬い材質にしてスピードと乗り易さを向上させている物もあります。 |
ウィールの幅とトリックとパンク?の微妙な関係ウィールの表面の一部分が削れて、ゴトゴトしたり変な音がするようになることをスケーター用語で”パンクする” といいます。 パンクは小さく、幅の狭いウィールほど起こりやすくなります。 一方、スライド系のトリックは接地面の少ないほうが摩擦も少なくなるので、小さくて幅の狭い物の方が 滑りやすくなります。 回し系のトリックに関しても、小さい方が板はクイックに回ります。 どんなスケートをしたいのかによって選ぶ必要がありますね。 |
トラックのシャフトとの相性トラックにウィールを付けアクセルナットを締めた時、シャフトが異常に余ってしまうことがあります。 ここでアクセルナットをキュウキュウに締めてしまうと、スケートしているうちにシャフトが潰れ、 ナットが取れなくなってしまいます。かといってアクセルナットを緩めに付けると今度はベアリングが左右にぶれて負担がかかり壊れます。こんな時にはウィールのベアリングとトラックの間にワッシャーをはさんで、シャフトとアクセルナットの面を同じにすると良いでしょう。 こうすることにより、トリックを失敗したときでも消耗するのはアクセルナットのみとなり、シャフトを守れます。 また、ウィールとベアリング、トラックの遊びを少なくしタイトにすることでベアリングやトラックの寿命を延ばすことができます。 |
ウィールバイトコンプリートをご注文される初心者のお客様に多いのが、ウィールがデッキに擦れないセッティングにしてください、というリクエストです。しかし、ストリート用のセッティングではこれは不可能です。多かれ少なかれデッキにウィールは擦れます。想像してみてください。そこまで車高を上げたデッキのテールを叩くのは凄く大変ですよ・・・! |
★ ナット、ボルト★
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サイズトラックとデッキを止めるのに使うボルトにはサイズがあります。パットを入れない場合は7/8インチのものを使用すると ぴったりの長さです。 パットを入れる場合はそのパットの厚さによりボルトの長さを調節します。1インチのネジはパットを入れても入れなくても使える長さなので、迷ったらこれにしましょう。 極端に長すぎる場合スライド系の技でひっかかることがあるので注意が必要です。 |
プラスか六角か?ボルトにはプラスのネジ回しでとめるタイプと六角レンチでとめるタイプがあります。これは完全に見た目、好みの問題ですので、 好きなほうをチョイスしてください! ちなみに緩んでしまった際など、プラスのドライバーは ガソリンスタンド等ですぐに借りる事ができますが、六角となるとなかなか無い!・・・ので、便利さで選ぶならプラスがいいかもしれません。 |
★ ベアリング★
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ABECとは?ABECとはアメリカのベアリング用の工業規格です。回転数あたりのブレが生じる程度で分類され、数字が高くなるほど高回転に耐えるように高い精度で作られていることになりますが、実はスケートボードに使ったときの速さ、すなわち回転の軽さとはまったく関係ありません。 (ABECの等級はカバーの部分に表示してあります。 )まれにABEC11相当とか、測定不能という誇大広告をしていますが(測定不能などありえません)すべて根拠の無いものと考えてよいでしょう。一部の悪質な業者にとってABECという一見数値化されている規格は、初心者をだますのにいい手口のようです・・・ ボーンズに代表されるように、規格など表示されていなくても、実際に使用すると速いベアリングは沢山ありますので、沢山情報を集めていい物を手に入れてください。 また、リテイナー(保持器)といってボールを支える部分も製品によってデルリンやナイロン等の樹脂と金属製のものがあります。 最近では錆に強いタイタニウムベアリングや、摩擦係数が低く、熱膨張が起こらないセラミック製のベアリングも存在します。 |
グリスタイプ、オイルタイプとは?構造的には同じものですが、オイルタイプは内部にオイル、 グリスタイプはグリスが注入されています。 グリスタイプのほうが耐久性が高くなりますが、 注入されているグリス粘度が高いため初動スピードはやや劣るようです。 |
ベアリングがすぐ壊れるのはなぜ?正しい取り付け方でウィール、ベアリング、トラックをセッティングしないとすぐにベアリングは壊れてしまいます。 トラックとベアリングの隙間には必ず付属のワッシャー等をつけ、回転を妨げない程度(1mm程度位)にがたをとりましょう。また、水分も大敵です。 リテイナー(保持器)に使われているのは、たいてい水分を含む性質を持つ樹脂です。たとえ、水にどっぷり浸かっていなくても、 雨の日にスケートしたりしただけで空気中の湿気を吸ってしまいます。 これがボールを錆びさせたりする原因となります。 |
ベアリングのメンテナンススケートボードのパーツの中で、ほぼ唯一メンテナンスを要するのがベアリングです。と言っても、こまめに少量のオイルを差すだけで十分。( ベアリングは油が切れると急激に消耗します。)専用の物や、シリコン系等の樹脂を侵食しないタイプのオイルをつけてください。ただ、 CRC等の鉱油系オイルは樹脂を侵食し、内側のコアやウィールに悪いので避けてください。 おすすめはBonesのSpeed Ceramです。これはどのベアリングに使っても大丈夫です。スケート雑誌等では灯油やシンナーで洗うと良いといったことをよく目にしますが、これは全て金属製のベアリングに関してのみ行ってよい方法です。最近のベアリングはリテイナー(保持器)が樹脂製の物が多いのでこれを行うと壊れてしまいます。 ちなみにベアリングメーカーでは確かに溶剤を使って洗浄していますが、樹脂を侵食しない洗浄の規格のもとに行っているので、専門知識がない場合は避けたほうが良いかもしれません。 |
★ デッキテープ★
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デッキテープにもそれぞれ特徴があります。
粗悪なものはすぐにツルツルになってしまったり、ぽろぽろと剥がれてきてしまいます。 Jessupはやや粗めなのでグリップ感が優れています。 その他のグリップテープも扱っていますので、お好みにより差額で変更可能です。 |